ウォーターポンプを選択する際に最初に考慮するパラメータは何ですか?
ポンプのラベルには、最大揚程と最大流量という2つの重要なパラメータが記載されています。これらはポンプを選ぶ際に考慮すべき重要な要素です。どちらを最初に考慮するかと聞かれたら、ほとんどの人は「最大流量」と答えるでしょう。
流量は、必要な流体を移動させるのに必要な時間を決定します。ですから、これは非常に重要です。しかし残念ながら、それは間違った答えです。
まずはMax Headを検討すべきです
まず、最大揚程と最大流量の概念を理解しましょう。
最大揚程とは、ポンプが水を上向きに押し上げる能力(「垂直揚程」とも呼ばれます)を指します。見落とされがちなのが、最大揚程ではポンプから供給される水量はゼロになるということです。
「最大流量」についてはどうでしょうか?最大流量とは、ポンプが流体を移送できる能力のことです。揚程がゼロの時にのみ、最大値に達することができます。
では、なぜ最大揚程が最大流量よりも重要だと考えるのでしょうか?それは、ほとんどの場合、流体を所定の高さまでポンプで送る必要があるからです。水を水平方向に送ることはありません。まず、ポンプが液体を必要な高さまで送ることができるかどうかを確認する必要があります。
最大揚程は実際の流量に大きく影響します。
表示されている最大流量はあくまでも理想値であることがわかりました。実際の作業では、表示されている最大流量を超えることは不可能です。最大流量はポンプの性能を表すに過ぎません。つまり、実流量は最大流量と等しくありません。私たちが注意すべきデータは実流量です。
ポンプが作動しているとき、実流量は必要な高さに反比例します。ポンプが流体をより高い位置まで送出すると、実流量は減少します。必要な高さが最大揚程に近づくにつれて、実流量の減少率は急激に増加します。通常、ポンプの性能を最大限に引き出すには、通常の動作領域内で運転する必要があります(上記の曲線グラフを参照)。
それでは、最大揚程が実流量に与える影響を例を使って説明しましょう。理解を深めるために、2つのモデルを使ってこの問題を説明しましょう。 DC50A-2450 そして DC50E-24150テキスト内のリンクをクリックすると、モデルの詳細ページに移動します。
サブモデルリストの表を見ると、定格電圧と定格電流が同じであることが明確に示されています。つまり、定格電力も同じです。それでは、違いを見てみましょう。
マックス・ヘッド | 最大流量 | |
DC50A-2450 | 5メートル | 1時間あたり1560リットル |
DC50E-24150 | 15メートル | 毎時3600リットル |
2 つのモデルのパフォーマンス曲線からわかるように、
必要な高さが 3 メートルの場合、両モデルの実際の流量は 1 分あたり 20 リットルになります。
必要な高さが3メートルを超える場合、DC50E-24150の実流量は大きくなります。必要な高さが3メートル未満の場合は、DC50A-2450の実流量は大きくなります。
したがって、垂直高さ 4 メートル以上まで水を汲み上げたい場合は、もちろん、DC50E-24150 の方が適しています。
まとめ
ポンプを選ぶ際には、表示されている最大流量だけに注目するのではなく、まず最大揚程を考慮する必要があります。なぜなら、実流量は最大流量と同じではないからです。最大揚程は、ポンプが希望の高さまで到達できるかどうかを決定します。また、ポンプの動作時の実流量も決定します。